2009年11月29日

豚のステーキ丼。

今回は猫絵と怪談やゴゴ日記はお休みです。
いきなりですが、料理レシピです(笑)
僕がよく作る「豚のステーキ丼」のレシピを紹介します。凄く簡単な男料理です。


用意するもの。
豚のテキ…二枚で二百円前後です。
ネギもしくは長ネギ
醤油
こしょう
ゴマ油
ラー油

作り方はフライパンにゴマ油を軽くたらします。
そしてそこに豚のテキを入れてゴマ油を両面にまぶします。
コンロに火をつけて焼き始めます。両面が軽く焼けたら、こしょう、醤油、ラー油を両面にふりかけます。
そのまま肉の中まで火が通るようにコテで叩きながら焼きます。
コテで肉を押して透明の油が出てきたら火が通っているので、その段階で粗く刻んだネギを投入します。
ネギがヘナッとなるまで肉に絡めて炒めます。
良い加減で火を切り、肉を丼の御飯に乗せて完成!

補足…ネギを普通のネギではなく、長ネギなどの太いネギにする場合はもう少し早い段階で投入して下さい。o(^-^)o
  

Posted by ひふみ 慶 at 15:32Comments(6)

2009年11月27日

何かに気付く(猫絵)。

何かに気付いて、お尻を上げるキジトラ猫です。目は好奇心でキラッとしてますが、尻尾は下げたままでまだ警戒はしている様子…。
(-_-)
  

Posted by ひふみ 慶 at 16:27Comments(6)

2009年11月22日

演劇のチラシ(鉛筆画)。

数年前に描いた鉛筆画で、何かの演劇のチラシです。
ただ、この劇自体は僕は観ていなくて友人が薦めてくれた別の劇を観た時に配られていたチラシの中の一枚でした。
あと画面下の文字が切れてしまっているのは画用紙のサイズによる都合です☆
  

Posted by ひふみ 慶 at 17:37Comments(6)鉛筆画

2009年11月21日

コープスパーティー

友人が原作を担当している漫画「コープスパーティー」からのお知らせです!
掲載誌のガンガンJOKERの十二月号が十一月二十一日土曜日本日発売です。
引き続き、宍戸先生を探して天神小学校をさ迷うあゆみと良樹。しかし、遭遇した新たな幽霊によって命を奪われてしまった…!
と思いきや、ぎりぎりで命を救われる。良樹が宍戸先生に貰ったパワーストーンが二人の身代わりになってくれたのだった。が、安心したのもつかの間、良樹の前であゆみが突然変貌し始めたのだった…。
アンケートハガキに答えると素敵なプレゼントもありますのでそちらも利用してあげて下さい。
写真はガンガンJOKERの表紙です☆
  

Posted by ひふみ 慶 at 17:20Comments(0)

2009年11月14日

怪談(妖精。)13。

Aさんには奥さんと小学一年生になる一人娘のM美ちゃんがいます。

ある日そんなAさんの家に、Aさんのお兄さんが遊びに来ました。
Aさんのお兄さんは独身で自分に子供がいない事もあってか、M美ちゃんを自分の子供のように可愛がってました。
お兄さんはAさんの家に遊びに来るたびに玩具やお菓子を買って来るので、Aさん夫婦はM美ちゃんを甘やかす事になるんじゃないかと心配していました。
Aさんはお兄さんに直接、M美ちゃんにあまり物を買い与え過ぎないで欲しい、と言いました。
が、お兄さんの言うには「小さい頃に玩具でたくさん遊ばせた方が感受性が育って良い」と言います。

お兄さんの言う事にも一理ありました。M美ちゃんは一人で人形や玩具相手に何やら会話をして遊んでました。
そして最近はM美ちゃんの会話の相手が玩具だけでなく、Aさんの奥さんの三面鏡とも話しをするようになってきました。
M美ちゃんの言うには、「鏡の中に空を飛ぶ妖精のお姉さんが住んでいてお話している」という事でした。
その三面鏡はAさんの奥さんが大学生の時にバザーで安く買って未だに使っているものでした。

Aさん夫婦はM美ちゃんのこういった感受性が将来もしかしたら芸術方面で花開く事があるかもしれないと思い、お兄さんの買い与え過ぎだけには注意して暫く見守る事にしました。

話を元に戻します。
その日Aさんの家に遊びに来たお兄さんは珍しく、M美ちゃんへの玩具のお土産を持ってきていませんでした。
そのかわり…
新しく買ったビデオカメラを持ってきていました。
もちろん、M美ちゃんを撮るためでした。
Aさん夫婦はこれには大賛成でした。玩具を買い与えるより教育に良いし、思い出の映像として残ります。

そしてM美ちゃん自身も喜びました。自分の友達の人形や鏡の中の妖精のお姉さんも一緒に撮って欲しいとお兄さんにせがみました。

お兄さんももちろん了承しました。




「…えっと…このコが一番お姉ちゃんで、このコは妹で…」
M美ちゃんは人形を一体ずつカメラに向けて嬉しそうに説明をしていました。
M美ちゃんは自分の周りに人形を並べていました。M美ちゃんの後ろには三面鏡がありました。
M美ちゃんは嬉しそうに「次は鏡の妖精さん。」と言って三面鏡の方に行きました。
M美ちゃんは三面鏡に向かって何かゴニョゴニョと喋りかけていした。
M美ちゃんには妖精が見えているようでした。しかしカメラで撮影しているお兄さんにもAさん夫婦にも妖精の姿は見えません。

そこでお兄さんがM美ちゃんに聞きました。
「M美ちゃん、おじちゃんは鏡の妖精さん見えないんだ。どんな妖精さんか教えてくれる?」
M美ちゃんは嬉しそうに言いました。
「お姉さん!」

お兄さんは聞きました。
「どんなお姉さんなんだい?」
M美ちゃんは「うーん…」と考え込みました。

お兄さんは、考え込むM美ちゃんを見てちょっと質問がおおざっぱ過ぎたか…と思いもう一度聞き直しました。
「M美ちゃん、お姉さんはどんな髪型してるの?」
今度はM美ちゃんはすぐに答えました。
「肩くらいまでの長さだよ!」
お兄さんは続けて質問しました。
「お姉さんは今何してるの?」
M美ちゃんは答えました。
「宙に浮いてるよ!」

お兄さん「妖精のお姉さんをおじちゃんのカメラで撮らせて貰ってもいい?」

M美ちゃんは鏡に向かってボソボソと話し掛けました。そしてお兄さんの方に振り返り、
「良いよ」と答えて鏡の前からどきました。

お兄さんは鏡をカメラで映しながら、「妖精のお姉さんはちゃんとカメラに映ってるかな〜?」とおどけながらカメラをまわしていました。
M美ちゃんもその様子に嬉しそうにはしゃいでました。

Aさん夫婦もそれを微笑ましく見ていました。
Aさんの奥さんは「M美には鏡の中にピーター・パンのティンカーベルみたいな妖精が見えているのかしら。私が化粧で使う時はただの三面鏡なのに」とAさんに言いました。
Aさんは「M美は将来、絵本作家にでもなりそうだな」と答えて微笑みました。



その数日後。。。


その日はお兄さんが先日撮影したビデオをDVDに焼いて持って来る日で、M美ちゃんも楽しみにしていました。



ところが…


お兄さんは電話で連絡してきて、「この前のビデオ、どうやらカメラが壊れてたみたいでな…。撮れてなかった…ごめん…」と少し歯切れ悪い感じで言ってきました。
M美ちゃんもそれを聞いてとても残念そうにしていました。



それから暫くしたある日。
AさんはM美ちゃんが以前のように三面鏡の前で遊ばなくなっている事に気付きました。

AさんはM美ちゃんに「もう鏡の妖精さんとは遊ばないの?」と聞いてみました。
すると…

M美ちゃんは「妖精のお姉さん、怒ってるの…」と悲しそうに答えました。
Aさんは「何で怒ってるの?M美が怒らせたのかい?」

M美ちゃんは「お姉さんがM美に自分のいる世界においでって言うの…」と答えました。

Aさんは「で、M美はお姉さんに何て答えたんだい?」と聞きました。

M美ちゃんは「パパとママと離れないといけないから嫌って… 」言ったと答えました。

Aさんは「そしたらお姉さんが怒りだしたの?」と聞きました。

M美ちゃんは「うん、それからずっと怒ってるの。…で、ずっと鏡の中からM美の事を呼んでるの…」と答えました。



Aさんは「じゃあ、今度M美が妖精のお姉さんに呼ばれたらパパも一緒に三面鏡の前に行ってあげるよ」とM美に言いました。

すると…

M美ちゃんは「今も呼んでる…一日中ずっとM美の事を呼んでるの…」と答えました。

Aさんは「よし!じゃあパパが妖精のお姉さんに言ってあげる!」と言ってM美ちゃんを三面鏡の前まで連れて行きました。
そしてAさんはM美ちゃんの前に立ち、三面鏡に向かって言いました。
「妖精のお姉さん、M美はうちの娘だからそっちには行けないんだ。妖精さんは妖精さんの住む場所に帰りなさい!」
Aさんはそう言って三面鏡を閉じました。

もちろんAさんには妖精の姿は見えず、鏡には自分の姿しか映ってませんでした。けど、こうやって芝居をする事でM美ちゃんが安心すると思ったのでした。

ところが…


Aさんが三面鏡を閉じてM美ちゃんの方に振り返るとM美ちゃんは大きな声で泣き出しました。

「妖精のお姉さん、凄く怒ってた。怖い!怖い!」とM美ちゃんは言いました。

M美ちゃんはそれから酷く怯え出したので、Aさんは奥さんと相談して三面鏡を押し入れにしまい込みました。



しかし…


M美ちゃんはそれでも、妖精のお姉さんの声が聞こえると怯えていました。


困り果てたAさんは、お兄さんに相談する事にしました。



Aさんはお兄さんの家に行き、事情を話しました。

すると、話しを聞くお兄さんの顔が何故か物凄く青ざめて行きました。
Aさんが話し終わる頃には、お兄さんは顔面蒼白で額には脂汗をかいていてかなりショックを受けて動揺しているようでした。


お兄さんは、タバコを一服吸って気持ちを落ち着かせてから、Aさんに尋ねました。
「あの三面鏡はどこで買ったんだ?」

Aさんは「妻が大学生の時、学内のバザーで買ったと言ってたけど…」と答えました。

お兄さんは「前の持ち主はわからないのか?」と聞きました。

Aさん「うん、わからないと言ってたよ。兄さん、何が聞きたいの?」


お兄さんは少し黙ってから言いました。






「あの三面鏡はすぐにでも処分した方がいい…」



戸惑うAさんに向かってお兄さんは続けて言いました。

「この前、ビデオを撮っただろ…」

「ビデオって。あれは壊れてて撮れてなかったんだろ?」Aさんは言いました。


するとお兄さんは…

「あれは嘘だ。お前たち家族は観ないほうが良いモノが映っていたんだ…」


Aさんが戸惑っていると、お兄さんはさらに言いました。

「あの三面鏡はすぐに処分しろ。これを観ればわかる…」


そしてお兄さんはビデオの再生スイッチを押しました。




「…えっと…このコが一番お姉ちゃんで、このコは妹で…」
M美ちゃんは人形を一体ずつカメラに向けて嬉しそうに説明をしている、あの日のビデオの映像でした。


キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル〜…。

お兄さんはビデオを早送りしました。
そして「ここだ…」と言ってビデオを再生に戻しました。


………M美ちゃんは嬉しそうに「次は鏡の妖精さん。」と言って三面鏡の方に行きました。
M美ちゃんは三面鏡に向かって何かゴニョゴニョと喋りかけていした。
M美ちゃんには妖精が見えているようでした。しかしカメラで撮影しているお兄さんにもAさん夫婦にも妖精の姿は見えません。

そこでお兄さんがM美ちゃんに聞きました。
「M美ちゃん、おじちゃんは鏡の妖精さん見えないんだ。どんな妖精さんか教えてくれる?」
M美ちゃんは嬉しそうに言いました。
「お姉さん!」

お兄さんは聞きました。
「どんなお姉さんなんだい?」
M美ちゃんは「うーん…」と考え込みました。

お兄さんは、考え込むM美ちゃんを見てちょっと質問がおおざっぱ過ぎたか…と思いもう一度聞き直しました。
「M美ちゃん、お姉さんはどんな髪型してるの?」
今度はM美ちゃんはすぐに答えました。
「肩くらいまでの長さだよ!」
お兄さんは続けて質問しました。
「お姉さんは今何してるの?」
M美ちゃんは答えました。
「宙に浮いてるよ!」

お兄さん「妖精のお姉さんをおじちゃんのカメラで撮らせて貰ってもいい?」

M美ちゃんは鏡に向かってボソボソと話し掛けました。そしてお兄さんの方に振り返り、
「良いよ」と答えて鏡の前からどきました。

お兄さんは鏡をカメラで映しながら、「妖精のお姉さんはちゃんとカメラに映ってるかな〜?」とおどけながらカメラをまわしていました。




鏡にはカメラを構えるお兄さんに重なるようにして…












首吊り自殺をしている半透明の若い女が映ってました。(糸冬)
  

Posted by ひふみ 慶 at 13:55Comments(4)怪談

2009年11月13日

ん!?(猫絵)。

何か惚けたポーズです。それでいて何か考えているような…(-_-)
人間が耳が遠い時にするジェスチャーみたいです。
でも身体はリラックスしている状態です。
そして顔の表情はけだるそう…
猫たちのこういうゆっくりした時間の中で哲学している風に見える感じは描いてて楽しいですo(^-^)o
  

Posted by ひふみ 慶 at 12:37Comments(6)

2009年11月07日

怪談(蛾。)12。

今は社会人として生活しているA子さん。彼女は、外から中身の見えない容器や箱の蓋を開ける事に恐怖心があります。
それは、彼女の幼少期に起きたある出来事がトラウマになっているからです。



A子さんにはB美さんという二つ年下の幼なじみの女の子がいました。
B美さんは生れつき体が弱いため、ほとんど外に出ない生活をしていました。そのため幼稚園や保育園にも通うことが出来ませんでした。

B美さんの友達はA子さんだけでした。
A子さんは家が近所ということもあり、B美さんの家に行ってよく遊んでました。
B美さんもA子さんの事を実のお姉ちゃんのように慕っていました。

A子さんがB美さんの家に行くと、B美さんは贈り物の洋菓子が入っていた鉄の箱を持ってきました。その中には゛おままごと゛の道具や小さな人形や縫いぐるみが入っていて、二人はそれで遊びました。
その箱はかなり古いもので、元々はやはりお菓子の箱で、それをB美さんの祖母が小物入れとして長い間使っていました。が、B美さんの祖母はB美さんが産まれて少し後に他界しました。
B美さんの祖母はB美さんをとても可愛がっていたので、B美さんのお母さんはB美さんに祖母の形見代わりにその箱をあげたということでした。



A子さんとB美さん…。小さい頃は仲良く遊んでいた二人でしたが…。


A子さんが小学校に入学し、環境が変わってくると二人はだんだん疎遠になっていきました。
A子さんには学校での友達が出来たため、そっちとよく遊ぶようになってB美さんの家にはほとんど行かなくなりました。

A子さんにとって年下のB美さんと遊ぶより、同い年の同級生と遊ぶほうが楽しく感じられたからでした。
最初はお母さんに言われたりしてB美さんの家に時々遊びに行っていたA子さんですが、それもだんだんと面倒臭くなりました。
が、B美さんの方はA子さんに懐いているのでA子さんは気まずくなり、B美さんを完全に避けるようになっていきました。

後日に聞いた話では、B美さんはその当時物凄く淋しそうにしていたそうです。




やがて月日は流れて…


B美さんが小学校に入学する年がやってきました。
A子さんは複雑な気持ちでした。B美さんと一緒に学校に通うことになって顔を合わせるのも気まずかったり、付き纏われたりするのも面倒臭いと思ってました。


しかし…


B美さんは、体の具合が良くなく小学校に通学することは出来ないとの事でした。


それを聞いてA子さんは…


…………………ホッとしました………………………




けれども…この頃からA子さんの周りに奇妙なそして気味の悪い出来事が起こり始めました。




ある日、A子さんが下校をしようと準備していた時の事です。クラスのみんなが帰る用意をしていて、A子さんもランドセルに荷物を詰め、帽子を被りました。


その時…………………!?


A子さんは帽子の中に異様な感触があるのに気付きました。何かがバタバタと動いているのです。


A子さんは、びっくりしてあわてて帽子を取りました。

すると……………………!




帽子の中に半分潰れかけてバタバタともがいてる蛾がいました。


「ぎゃあああああああああああああああああああああ!」

A子さんは悲鳴をあげました。そしてショックで腰が抜けてしまいました。
友達やクラスメートがA子さんの周りに集まって来ました。みんなは潰れた蛾を気味悪そうに見ています。
そしてクラスの男子生徒たちがA子さんを見て「A子に蛾の黴菌がついた!」からかい始めました。
それをきっかけにA子さんは泣き出してしまいました。
A子さんの女友達はA子さんをからかった男子生徒を怒って追い払いました。

A子さんはもの心ついた頃から蛾が大嫌いでした。あの太い胴や目玉のような模様のついた羽など生理的に受け付けないものばかりでした。

A子さんは以前に学校の友達に蛾についての嫌な思い出を話した事がありました。


友達の家で遊んでいた時の事でした。
気候も良く、部屋の窓を開けて風を通していました。
そこに…

外から一匹の大きな蛾が外から入ってきたのでした。
A子さんは蛾が大嫌いです。なので悲鳴をあげて逃げようとしました。しかし…

蛾はそんなA子さんの方にばかり飛んできました。手で追い払っても逃げても蛾は大きな羽をバタつかせてA子さんの方にきます。

最後は友達のお母さんが追い払ってくれましたが…。



A子さんにとっては忘れてしまいたい出来事でした。そしてその出来事はB美さんの家で起きた出来事でした。



教室に戻ります。。。。

A子さんの友達が蛾の死骸を片付けてくれて、A子さんは落ち着きを取り戻しました。
そして友達と一緒に下校している途中に…



A子さんたちが歩いている道の先に大きな蛾が飛んでいるのが見えました。
A子さんはたじろぎましたが、友達が「大丈夫」と言ってA子さんに付き添って歩いてくれました。

ところが……………!


蛾は真っ直ぐにA子さんの方に向かって来ました。友達も追い払おうとしてくれましたが、蛾はA子さんを目掛けて飛んできます。






………………………あのB美さんの部屋の出来事のようでした………………………………………


その日は友達に付き添われて家に帰ったA子さんでしたが、それからA子さんは事あるごとに蛾に付き纏われるようになりました。

筆箱の中に蛾が死んでいたり…

引き出しを開けると蛾が飛び出してきたり…

お風呂の蓋を開けると死んだ蛾が浮いていたり…

鞄やランドセルの中にも…

A子さんは道を歩く時は蛾に注意し、引き出しや箱の蓋をどうしても開けなければいけない時は顔を背けて恐る恐る開けるようになりました。
そして筆箱も透明の中が見えるものに変え、ランドセルの中に荷物は入れず、透明なビニール鞄に教科書等を入れて通学しました。


そんな事が続きすっかり元気がなくなっていたA子さんですが、その日は学校が終わってから友達と連れ立ってウキウキしながら出掛けました。

次の日、遠足があったのでそのオヤツを友達と買いに行ったのでした。

その帰り道、A子さんたちはB美さんの家の前を通りかかりました。
A子さんは何気なくB美さんの家に目を向けました。すると…。。。

B美さんの家は空き家になっていて誰も住んではいなくなっていました。



A子さんはその日の晩、B美さんの家が空き家になっていた事をお母さんに言いました。
するとお母さんはその事を知ってたようで、B美さんは療養のため、田舎に引っ越して行ったと教えてくれました。

A子さんはその夜、寝る前にB美さんの事を思い出しました。B美さんはA子さんのする遠足の話をとても楽しそうに羨ましそうに聞いていました。
やがてA子さんは眠りにつきました。




次の日。待ちに待った遠足でした。

A子さんは中のよい友達数人と班を組み、行動する事になっていました。
目的地の自然公園につき、班に別れて楽しくコースを散策し、やがて昼ご飯の時間になりました。


広場で班に別れ各々にレジャーシートを敷いていよいよお弁当です。



お弁当…………!


A子さんはお弁当の蓋を開けるのを躊躇いました。「ふ、蓋を開けるのが怖い…!」

そこに友達が「A子ちゃん、どうしたの?早くお弁当食べよう!」

A子さんは「大丈夫…」と自分に言い聞かせてお弁当の蓋を開けました。。。


「ぎゃあああああああああああああああああああああ!」

A子さんの悲鳴が上がりました。

蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾…


A子さんの弁当箱の中で大小無数の蛾が潰れて死んでいました。
ショックを受けているA子さんを落ち着かせようと、友達がA子さんの水筒を取り出し、お茶を入れようとしました。しかし…


水筒を傾けてもコップにお茶が注がれません。A子さんの友達は水筒の内蓋を外して、水筒を傾けてみました。すると…!


蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾蛾…!


ボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボト…!

水筒の中から無数の蛾がこぼれ落ちてきました。驚いた友達は悲鳴をあげました。
A子さんはショックで意識を失い、そのまま家に帰されました。


A子さんはその日のショックで体調を崩し、翌日から学校を休み始めました。

A子さんの身体はどんどん衰弱していきました。医者に診て貰ってもはっきりした理由がわかりませんでした。
そしてA子さんは身体が自由に動かなくなってから更に蛾を恐れるようになりました。
そこから来る不安定な精神状態もA子さんの体調に悪い影響を与えました。

このままA子さんは最悪の状況に向かって行くと思われた時…


A子さんが倒れた遠足の日から一ヶ月ほど経ったある日、A子さんの病状は突然回復しだしました。

普通に食欲も出てきて一週間ほど経った頃には家の中を歩き回れるくらいに回復していました。医者も2〜3日様子を見て大丈夫だったら学校に行っても良い、と言ってくれました。

ちょうどその頃でした。A子さんのお母さんはこっちに用事で偶然戻って来ていたB美さんのお母さんに再開しました。

その時A子さんのお母さんが聞いた話だと田舎の環境が身体にあっていたのか、B美さんは体調がどんどん回復し、一週間ほど前から小学校にも通っているとの事でした。
A子さんはそれを聞いて嬉しく思いました。自分も身体がよくなったら一度B美さんに会いに行こう。そして昔、冷たくした事を謝ろう、と思いました。


そしてA子さんも体調は回復し、医者の許可を得て学校に通い始めました。
蛾に追い回される事もなくなりました。
季節も冬になってきて蛾がいなくなったのかなとA子さんはは思っていたのですが。。。


そんなある日、A子さんに小包が届きました。


B美さんからでした。


A子さんは嬉しく思いました。A子さんはB美さんに会いたかったのですが、実はB美さんの住所がわからなかったのでした。

「よかった、これで住所がわかる!」と小包をみましたが、差出人の住所は書いてなくてB美さんの名前だけが書いてありました。


A子さんは不思議に思いましたが、小包を開けてみました。


中身は…


昔、B美さんが玩具を入れていたあの祖母の形見だというお菓子の箱でした。

A子さんは「懐かしい」という気持ちもありましたが、B美さんが大事にしてた箱がどうして?と疑問に思いました。

箱には便箋が送付されてました。

A子さんは、便箋に住所が書いてあるのかと思い開けてみましたが、書いてありませんでした。

そのかわりに

……………………………「いらなくなったから」……………………………………………………

とだけ書いてありました。


A子さんは不思議に思いながらも箱を開けてみました。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

A子さんは箱を開けて絶叫しました。


箱の中は懐かしい玩具ではなく…


箱いっぱいの蛾の死骸でした…………




そして



蛾の死骸の真ん中にA子さんの写真の切り抜きが乗せてありました。(糸冬)
  

Posted by ひふみ 慶 at 07:50Comments(4)怪談

2009年11月06日

微笑むゴゴ(猫絵)。

うちのゴゴです。
窓際の特等席でよくこんな表情をします。
喉をゴロゴロと鳴らしてて機嫌はすこぶる良い感じに見えます!
目や口元の感じから微笑んでいるように僕には見えたので描いてみましたo(^-^)o
  

Posted by ひふみ 慶 at 16:18Comments(8)